迷子の衝動

好きな映画や音楽のお話を。Netflixの掘り出し物コンテンツも紹介します。

1月に見た映画の感想まとめ(家で見たやつ編)

ブログ初めておきながらこんなこと言うのもなんですが、長い文章書くの苦手!ということで、映画の感想は短いものを何本かまとめて載せることにしました。
1月に家で見たDVDなどの感想でございます。これも全部ではなく、特に気に入ったもののみなので実際はもうちょい見てます。

 

マジック・マイク

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マジック・マイク Blu-ray

主演のチャニング・テイタムが、18歳の頃ストリッパーをしていたという実体験をもとに製作された映画。監督はスティーブン・ソダーバーグ
チャニング・テイタムの裸とダンス、それだけでも見る価値あります!マシュー・マコノヒーも良いマッチョでしたね。ダンスはとにかく凄くて、チャニング・テイタムこんなに踊れるのかとびっくらこきました。
青春映画でもあるので好きなジャンルではあるんですが、なかなか感情移入できず、最後まで乗れなかったですね。なんというか、自分とはかけ離れた場所にいる人たちというか、俺ガリガリだし。裸祭り映画だと思えば楽しめるかと!

 

舟を編む

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舟を編む 通常版 [Blu-ray]

お正月、実家にて家族と鑑賞しました。良き邦画のお手本のような映画で、家族と観るのにうってつけでしたよ!
石井裕也監督は『川の底からこんにちは』のみ鑑賞したことがあり、私の大好きな作品でもあります。その石井裕也監督がこんなにも洗練された作品を作るようになったのか、と感動いたしました。
辞書作りが地道で、長く、険しいものであるということが、丁寧に描かれています。辞書に使う「紙」さえもあんなにこだわっているとは。改めて辞書を繰ってみたくなりました。
文部科学省の推薦映画として、学校で鑑賞すると良いのではないでしょうか。良い勉強にもなるし、日頃使っている辞書への感謝の気持ちが芽生え、「辞書重ぇーだりぃー帰りてー」なんて思っている昔の自分のような学生が気持ちを改めるのでは!ま、そういう学生は辞書を学校に置きっぱなしか、端から持っていかないでしょうけどね!

 

クラウド アトラス

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クラウド アトラス [Blu-ray]

デイヴィッド・ミッチェルの小説『クラウド アトラス』を映画化。監督はウォシャウスキー姉弟とトム・ティクヴァ
場所、時代、登場人物の異なる6つの物語を同時進行で描くという複雑な手法で撮られています。そんなややこしい話がまとまるのかと不安でしたが、終わってみるとあら不思議、きわめて仏教的な思想に基づいた素晴らしい作品でした。手塚治虫の『火の鳥』のようだ、という感想を目にしましたが、確かに似ているところがあります。
また、主要キャストは複数の物語に人種や性別などが異なるキャラクターとして登場するという、本気なのかギャグなのかわからない離れ業までキメております。例えば、黒人のハル・ベリー(女)がアジア人の闇医者(老人、男)を演じるというような感じです。欧米人が韓国人役になるため特殊メイクした結果、宇宙人みたいになっていましたけどね。あれは韓国の方、さすがに怒っていいと思う。笑
壮大な物語を凝縮した、非常に見応えのある作品です。

 

バレット

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シルヴェスター・スタローン×サン・カンのバディものアクション。監督は男臭くて渋ーい映画でおなじみのウォルター・ヒル
予備知識なしで見たのですが、まず驚いたのがスタローンの相棒役がサン・カンだったということ。サン・カンが演じるワイルド・スピードシリーズのハンが大好きだったので、その時点でテンションあがりまくり!
スタローンが強すぎてバディものとしては少し弱く感じるものの、さすがウォルター・ヒル監督、80年代テイストの硬派なアクション映画に仕上げています。俺達の見たいスタローンがぎっしり詰まっている。セリフがいちいちかっこいい。「おととい来やがれ!」があんなに似合う役者は他にいません。吹替おすすめ!
最後の決闘。悪役が銃を捨て「拳で殴り合いか!くー!」と思っていたら、まさかの"斧" VS "斧"。斧!大興奮!
80年代アクションを見事に甦らせた傑作です。

 

クソすばらしいこの世界

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クソすばらしいこの世界(Blu-ray Disc)

韓国映画『息もできない』のキム・コッピをヒロインに迎えたホラー映画。朝倉加葉子監督の長編デビュー作。韓国人留学生と日本人留学生がアメリカの田舎にある別荘へ。そこには狂った住民がいて・・・。というスプラッター映画の王道をいくストーリー展開。
アバンタイトル数分間の惨殺シーンから、監督のセンスの良さをビンビンに感じました。昨今の邦画スプラッターは、パロディ的要素の強いもの(ぶしゃーと派手に血しぶきを上げてみせるなど)が多いと思いますが、本作では真正面から痛ーいスプラッターに挑戦しています。ほんとに痛そうで目を背けたくなるくらい。てか背けました。
キム・コッピが演じる韓国人留学生と日本人留学生の間で言葉が通じないディスコミュニケーションが描かれているのが印象的。
中盤で突拍子もない、非常に斬新な展開に発展していくのが素晴らしかった。ネタバレになっちゃうから言えないませんが。。
朝倉加葉子監督、今後の活躍を大いに期待しております。