2019年 新作映画マイベスト10
もうすっかり年の瀬ですね。
今年は久々に新作映画マイベスト10を公開したいと思います。
もうソフトが出てる作品もあるので、年末年始お休みのお供にいかがでしょうか。
相変わらず、結構激しめのラインナップですが...。
では早速10位から!
10位 運び屋
イーストウッドによる遺言のような映画なので、一抹の寂しさを感じる。
とはいえ、作品自体は相変わらず軽妙で、めちゃくちゃ面白く仕上がっているからすごい。
この調子でこれからもガンガン映画を作って突っ走ってほしい。
9位 バーニング 劇場版
とりとめもない男女の交流が続くが、決して退屈ではなく心地よい緊張感と映像美があった。
現代に対する漠然とした不安や寄る辺なさ。
多様な解釈ができる映画だが、そこに監督自身の物語論が反映されているように感じた。
8位 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』予告 8月30日(金)公開
1969年のハリウッドへタイムスリップしたかのように感じた。これぞ映画の醍醐味。
個人的にはブラッド・ピット史上最もかっこいいブラッド・ピットが見れたと思っている。
7位 スパイダーマン:スパイダーバース
映画『スパイダーマン:スパイダーバース』予告3(3/8全国公開)
超絶アーティスティックな映像にぶっ飛ばされた。
アニメとしてもアメコミ映画としても一つの到達点に思える。
すごく勇気をもらえた一本。一歩踏み出そう。スパイダーマンは一人じゃない。
6位 ブラック・クランズマン
ブラック・クランズマン - 映画予告編 スパイク・リー監督最新作
怒りの映画作家、スパイク・リー渾身の大傑作。
娯楽映画としても超楽しかったが、怒りに満ちた衝撃のラストに鳥肌が立った。
5位 マリッジ・ストーリー
とにかくカット、編集にやられた。テンポが良くて心地よい。
Netflixで観たが、時間を忘れてしまうくらいのめり込んだ。
内容的には妻と二人で観て正解。序盤はやはり『クレイマー、クレイマー』を連想したが、想像だにしない感情にさせられ、泣いた。
なんなら1位でもいいくらいだ。
4位 旅のおわり世界のはじまり
前田敦子の涙が美しい…黒沢清監督『旅のおわり世界のはじまり』予告編
黒沢清監督の新たな大傑作。
異国を小走りで彷徨う前田敦子の一挙手一投足にハラハラドキドキされっぱなし。
彼女が「愛の賛歌」を歌うラストは今年屈指の名シーンだった。
個人的最優秀主演女優賞をあげたい。ベスト拷問マシーン賞も添えて。
3位 ハウス・ジャック・ビルト
こう言うと人間性を疑われるかもしれないが、観ていてめちゃくちゃ楽しかった。
思い出すだけでニヤニヤしてしまう。
倫理も芸術も破壊してやろうとする様がとにかく痛快だった。
そして今年のベストエンディング賞は本作に与えたい。
2位 CLIMAX クライマックス
11/1(金)公開『CLIMAX クライマックス』日本版予告
見るバッドトリップ。地獄のパーティーへ連れて行かれるライドアトラクション。
映画史に残るダンスシーンにガンギマリシーンが盛りだくさん。
鑑賞後は平衡感覚が狂い、胸やけを起こしたほどである。
映像の衝撃度とサントラのかっこよさは今年一番だった。
1位 アイリッシュマン
僕はまだ本作のラストシーンの余韻に浸っている途中だ。
マーティン・スコセッシがこのオールスターキャストの長尺マフィア映画で、本当に伝えたかったこととは、いったい何だったのか。
各キャラクターの人生に思いを馳せながら、繰り返しNETFLIXを起動している(遠い目)。
はい、こんな感じです!他にもいい映画いっぱいありました。
これでも今年はあまり映画を観れていないので、来年はもう少し観たいな。
それでは皆さん、良いお年を!