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迷子の衝動

好きな映画や音楽のお話を。

2014 新作映画マイベスト10!

年間ベストを記録したくて始めたブログも早一年経ち、今年も年末が来てしまいました。いやー早い!一年が早くて怖い!

さて、早速ですが筆者が観た今年公開の新作映画、94本の中からマイベスト10を選んでみました。映画をたくさん観るようになって毎年思うことですが、映画は観れば観るほど楽しくなってくる。面白かった映画が多すぎてベスト10を選ぶのがものすごく難しいです。特に10位に何を持ってくるのか毎年めちゃくちゃ悩んで夜も眠れません(嘘です)。そんな10位からカウントダウンだこのやろー!

 

10. スガラムルディの魔女

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超迷った10位は、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の『スガラムルディの魔女』です!他にも傑作映画がいっぱいある中で本作を選んだのは、「こんな映画観たことない!」感が強かったからです。とにかく最後の最後まで予測不可能。アドレナリン出っ放しのままエンドロールを迎えたような強烈な映画体験をしました。次から次へと放り込まれる悪趣味なヴィジュアルにブラックジョーク。話の内容なんかもはやどうでもよくなってくる超展開の数々に、映画のもつ根源的な暴力性を強く感じた作品です。ネットでぼんやり感想を見ていて一番しっくりきたのは「闇鍋のような映画」という感想。ほんとに闇鍋のような映画だと思います。男なんか全員死んじまえ!という吹っ切れたフェミニズム感もすごく面白かったです。

 

9. ホドロフスキーのDUNE

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世界を変えるはずだった未完のSF超大作「DUNE」をめぐるドキュメンタリー『ホドロフスキーのDUNE』。この作品を選ぶのもすごく迷いましたが、今年はホドロフスキー・イヤーだったなぁと改めて思い、入れさせていただきました。僕自身、今年初めてホドロフスキー監督の作品をいくつか観てたいへん衝撃を受け、来日した際には今は無き吉祥寺バウスシアターまでトーク付き上映会に足を運ぶほどでした。
「こんな映画できるわけないじゃん!」と誰もが思うような逸話の数々が衝撃だし、そんな映画を本気で作ろうとしていたホドロフスキーという人間の面白さがとにかく際立っていました。この人が喋ってるだけで半端なく面白いのです。そして、結局未完のまま終わったDUNEというプロジェクトが、現在に至るまで映画界に多大な影響を及ぼし続けているという紛れもない事実は、多くの人に知ってほしいですね。映画ファンやSFファンは絶対見てほしい!

 

8. ニンフォマニアック

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ラース・フォン・トリアー監督の作品は今まで食わず嫌いしてました。というより、嫌いじゃないんだけど、たいてい鬱々とした気分にさせられるので、自然と避けてしまうんですよね。だがしかし!『ニンフォマニアック』は全然そんなことなく、めちゃくちゃ笑える作品でした。セックス、セックス、セックス、セックスの嵐なんですが、合間合間に入るお爺ちゃんの冷静な解説、というか所見が可笑しくて可笑しくて。思わず吹き出してしまいました。そして終盤の切れ味が素晴らしかった。エンディングに関しては今年1位と言ってもよいです。主人公の色情狂として愛に挑む姿勢は圧巻でした。フェミニズム映画であり、パンク映画でもあります。

 

7. グランド・ブダペスト・ホテル

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詳しい感想は上半期ベストのほうに書いてしまったので多くは語りませんが、ウェス・アンダーソンの作り出す世界はほんと素晴らしいですね。ヴィジュアルが良いとか、スクリューボールコメディ的な展開が最高だとか、時たまあるぎょっとするような残酷表現だとか、楽しかったところをあげるとキリがありません。そして最後にはズンと胸に来るようなサムスシングを残してくるあたりも凄かったです。この映画観て泣いちゃう人は信頼できます。

 

6. アクト・オブ・キリング

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こちらもブログにも書いたし、上半期ベストにもあげたので多くは語りません。やっぱり一年たっても脳みそにこびりついて離れない衝撃度でした。いろんな意味で別格な映画なので、ベストに入れなくてももはや良いのではないかとも思いましたが、やっぱり一年を振り返るという意味では外せなかったです。

 

5. ゴーン・ガール

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デヴィッド・フィンチャー監督、現状最高傑作と言っても過言ではないでしょう!最高のミステリー映画かと思いきや、最高のブラックコメディでした。いや、『レボリューショナリー・ロード』や『ブルーバレンタイン』といった結婚残酷物語の系譜でもあるので、この映画を観ていっさい笑えない方もいらっしゃると思います。ただ、本作はその残酷っぷりが吹っ切れてしまっていて、むしろ笑うしかないんですよね。本作のことを語ろうとすると、必然的にネタバレになってしまうので感想は短く切り上げてしまいます。とにかく圧巻!素晴らしかった!フィンチャーすげえ!結婚こええ!早く『ハウス・オブ・カード』の続きが観たい!

 

4. 劇場版 テレクラキャノンボール2013

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これは今年の映画界に起きた事件ですね。人気企画ものAVの劇場版で、一週間限定上映だったのが、あまりの面白さから奇跡のロングランヒット。めちゃイケにもパロられるという大旋風を巻き起こしました。2月に初上映されて、筆者が観たのは9月くらいでした。こういうのをカルト映画と言うんでしょうね。リアルタイムにこの現象を体験できて本当に良かったと思います。
内容は説明すると長くなるので省略します。今年一番下品な映画であり、今年一番笑った映画であり、今年一番の青春映画であり、今年一番の夏映画でした。今年一番勉強になった映画でもあるかもしれません。観終わった次の日には10時間あるDVD版を一気見するほどハマりました。なんと劇場版の方のDVD、ブルーレイ発売が決まったそうで、まだまだ勢いは衰えていないようです。テレクラキャノンボールを観る方の人生を選んで本当に良かった!

 

3. ウルフ・オブ・ウォールストリート

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感想は上半期ベストの方をご覧ください。3時間ある長い映画ですが、すでにブルーレイも買って、何回か観てしまいました。いつ何時見ても面白い!下手すると『グッド・フェローズ』よりも好きかもしれません。高齢のスコセッシ監督が作ったとは思えないような、とにかくエネルギッシュな映画でした。ディカプリオには本作でアカデミー賞取って欲しかった!でも彼ならいずれ取れるでしょう。

 

2. LEGO(R) ムービー

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こちらも感想はブログに書いたので割愛します。本作を始めて観たときは「今年ベスト!たぶん揺るがない!」と思っていました。英国アカデミー賞の子供向け長編映画部門で最優秀賞を受賞したそうですね。アメリカのアカデミー賞の方でもノミネートは間違いないでしょう。子供と一緒に観た親(特に父ちゃん)がうっかり泣いてしまうような映画だと思います。子供のいない人も創造することの素晴らしさを再確認できることでしょう。フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督といえば『22ジャンプストリート』はやはりDVDスルーなのでしょうか。映画館で見たいんだけどなぁ。。

 

1. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

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職場の忘年会なんかで「今年一番の映画は?」なんて聞かれることがあったのですが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』と答えると、「?」となり、「アライグマのやつです。」と言うと、「ああ、あれね。おもしろいの?」と半信半疑で聞き返されてしまうのがものすごく辛かったです!なんで宣伝はあんなにアライグマ推しだったのでしょうか。それで客足は伸びたのでしょうか。この反応を見ていると決してそうは思えません。本国アメリカでは今年一番ヒットした映画であり、あのスター・ウォーズと比較されるほどの傑作スペースオペラなのに!
2014年、個人的に一番期待していた映画でもあります。なんたって監督が大好きなジェームズ・ガンZ級映画で有名なトロマ出身の監督ですが、前作『スーパー!』はオールタイムベスト級に好きな映画です。予告の時点で「ああ、これはやばい。面白いに違いない。」と思っていたのですが、案の定、観始めて数分で楽しすぎて涙が出ました。あんなタイトルの出し方ありますか!反則ですよ!終わりの方はどうかと思うくらい号泣してしまいまして、自分でも自分が気持ち悪いと思いました。何が好きかって、世界観丸ごと好きですね。前述した『ホドロフスキーのDUNE』では実現しなかった極彩色なヴィジュアル。色とりどりの肌をした宇宙人たち。オフビートな笑いに、ハッピーな70年代ミュージック。ずっと観ていたかったです。
好きすぎて劇場で4回観たんですが、書いていてまた観たくなった!また、あいつらに会いたい!

 

と、いうことで今年もいっぱい楽しい映画を観ました。来年はアベンジャーズにマッド・マックスにスター・ウォーズと、すでにビッグタイトル目白押しで鼻血が出そうです。来年もいっぱい観れたらいいなあ。

 

 

 

 

 

 

 

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