迷子の衝動

好きな映画や音楽のお話を。

2014上半期新作映画ベスト!(男の映画編!)

なんで「男の映画編!」なんてタイトルをつけたのかと言うと、単純にポスターが男(しかもちょっとむさ苦しい)ばかりだったからですね。ほら、ディカプリオもウルフ・オブ・ウォールストリートに関しては、ちょっと脂っこいむさい感じするじゃないですか。はい。てことで後編です。 

 

ウルフ・オブ・ウォールストリート

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『ウルフ・オブ・ウォールストリート』 予告編 - YouTube

ふぉおおおお!!!と終始叫びたくなるような映画でした。御年70歳のおじいちゃんが作ったとは思えない作品。マーティン・スコセッシ監督、あなた若返ってますよ!『グッド・フェローズ』に並ぶくらいの大傑作。いや、それを超える大傑作だと思います。3時間ずっとハイテンションなドラッグムービー。金、女、ドラッグ、金、金、金!てな感じで、ディカプリオ演じるジョーダン・ベルフォートは金儲けに邁進します。この人にとっちゃ「金儲け=生」なんですね。ドラッグで意識朦朧としながら車を運転するシーンから、ジョナ・ヒルとヘナヘナな状態で喧嘩するまで、椅子から転がり落ちるんじゃないかと思うくらい爆笑しました。なんと実話。原作はもっとひどい(ほんとかなあw)と噂なので、こちらも読んでみたいと思っております。

ウルフ・オブ・ウォールストリート 上 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

ウルフ・オブ・ウォールストリート 上 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

 

ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金

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ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金 - YouTube

日本未公開、DVDスルーとなってしまった作品。こういう映画はどうやったら映画館で上映してくれるんでしょうか。需要あると思うんだけどな。。これとは別に『ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日』と『俺たちニュースキャスター 史上最低!?の視聴率バトルinニューヨーク』は最高に面白かったんですけどね。なぜこんなにもコメディ映画を冷遇するのか。。てか、なんだよこの邦題。「俺たち〜」とか「史上最低の〜」とか「最凶〜」とか、いい加減寒いから!ったく。
ちょいと口が悪くなってしまいました、さーせん。まあとにかく、マイケル・ベイ監督というビッグネームでも公開されないなんて悲しすぎます!とは言え、確かに本作はド派手なアクション、爆発いっぱいの大作ばかりを撮っている監督のイメージからすると、珍しく小規模。マイアミを舞台に、実話をもとにした犯罪を描いています。筋トレしか脳のない筋肉バカが自己啓発セミナーで「俺はやらない男(Don'ter)ではなく、やる男(Doer)になる!」と一念発起。そして何をDoするかと言うと、ムカつく金持ちを誘拐して身代金をふんだくる、というバカっぷり。いや、バカですけど、これ実話って怖いよアメリカGTA(ちょっぴりヴァイオレンスな箱庭型ゲーム)が好きな人は、絶対好きだと思います。ドウェイン・ジョンソンが警察に追われて海に飛び込んで逃げるシーンがありますが、実は僕経験あるんですよ(ゲームで)。

 

新しき世界

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『新しき世界』予告編 - YouTube

筋肉バカトリオの次は、韓国の極悪トップ3。いや、見てよこの顔。わっるううう!予告にもありますが『インファナル・アフェア』+『ゴッドファーザー』みたいな話です。ほんとにクライマックスは初めてゴッドファーザーを見たとき同様、鳥肌立ちました。どこから褒めれば良いのか、、重厚なストーリー、アクション、本当にこういう人がいるとしか思えないキャラクターの説得力、どれも一級品ですよ。上映中、わりと序盤の方から尿意に襲われまして、ひたすら尿意と戦っていたんですが、だんだん尿意が引っ込んでいったんです。それだけ面白くて。尿意が引くってよっぼどだと思うんですよ。警察とヤクザの間で板挟みの男、義兄弟とのブロマンス、残酷描写の数々。思い返してみても最高です。
こういうヤクザ映画が今日本にないなーと。北野武だけじゃなくて、三池崇とか園子温とかにこっち方面の映画をガンガン作って欲しいですね。そもそもこういう顔面力のある役者が少ないような気がしますが。。

 

プリズナーズ

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映画『プリズナーズ』予告編 - YouTube

娘をさらわれてしまった父親(ヒュー・ジャックマン)が、一番怪しい容疑者をとっつかまえて監禁。拷問してなんとか手がかりを探ろうとしますが、容疑者は知的障害があり、なかなか喋ってくれません。拷問は更にエスカレート。観客は善悪の境界を揺さぶられっぱなし。拷問される容疑者役を、殴られ役なら右に出る者はいないと有名なポール・ダノが演じています。今回も最高の殴られっぷりでした。事件を追う警官役のジェイク・ギレンホールもかっこよかったなー。
脚本が本当によく練られていて、伏線を丁寧に回収しつつ、意味深な物や言葉が散りばめられていて、見応えたっぷりの上質なサスペンスでした。衝撃のクライマックスの向こう側に、タイトルプリズナーズ(囚われた者達)」の本当の意味が分かります。宗教的な要素が多分に含まれているため、見終わった後はネットで解説を探して読むと、より理解が深まると思います。
↓のブログとか分かりやすかったですよ。

『プリズナーズ』の真のメッセージとは? :映画のブログ

 

her/世界でひとつの彼女

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映画『her/世界でひとつの彼女』予告編 - YouTube

近未来、AI(人工知能)を持つOSに恋してしまう男のお話。要はiPhoneのSiriの発展系です。SFかと思いきや、全然違いました。これは、恋愛や人間関係についての映画です。OSとは言え人間と同じ思考回路を持ってしまっているので、もはや人です。恋してしまうのも無理ありません。ぶっちゃけOSに人間の感情なんてあったら100%使いませんよ!最後の結末は「もしOSが人間の感情を持ったら」について、一応この映画なりの回答を出しているんですが、これも人に置き換えられちゃうんですよね。2人以上の人に恋してしまうことは現代社会において、ある意味自然なことだし、かと言って、それが受け入れられるかと言うと、それはそれでちと難しい。OSだからとかあまり関係ないんですよ。
とにかく切ねえシーンが多くて、しくしく泣きながら見てました。女優陣が素晴らしく、特にエイミー・アダムスが良かったですね。あんな女友達欲しい。あと、画像を見て分かる通り、暖色を使ったおしゃれな近未来も素敵でした。Arcade Fireが担当した音楽も素晴らしい。そして、Karen Oの主題歌は聴くだけで泣けます。


Karen O - The Moon Song - YouTube

 

はい、ということでベスト10でしたー。でもね、これ以外にも良い映画がたくさんあって、一応ベスト20まで考えてるんです。全部ベスト10に入れたいくらい好きだったので、もう10本も紹介します。それではさようなら。 

11. ポール・ヴァーホーヴェン/トリック
12. ブルージャスミン
13. インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌
14. ホドロフスキーのDUNE
15. ディス・イズ・ジ・エンド 俺たちハリウッドスターの最凶最期の日
16. X-MEN : フューチャー&パスト
17. アメインジング・スパイダーマン2
18. ドラッグ・ウォー 毒戦
19. ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う
20. インシディアス第2章

 

 

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