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迷子の衝動

好きな映画や音楽のお話を。

Everything is AWESOME!!! - LEGO® ムービー

このタイトル、別に映画に感動した勢いで覚えたての英語を使って発狂しているわけではない。「LEGO® ムービー」の主題歌の曲名だ。

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Everything Is AWESOME!!! -- The LEGO® Movie ...

この主題歌をバックに、「LEGO® ムービー」の世界が眼前に広がったとき、思わず涙した。上映開始10分も経っていないのに。CGではあるが、何もかもがLEGOブロックでできている。建物はもちろん、山、海、雲、炎、煙、何もかもがLEGOブロックだ。そしてそこで生活しているミニフィグ達は完全に生きている。よくぞここまで緻密にLEGO世界を構築したものだとひたすら感動した。このヴィジュアルにはある種、狂気じみたものさえ感じる。この感覚はフィル・ロード&クリストファー・ミラー監督の長編デビュー作「くもりときどきミートミートボール」にも感じた。

フィル・ロード&クリストファー・ミラー

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くもりときどきミートボール」は食べ物が空から降ってきてさあ大変!というお話(超要約しました)の大好きな3Dアニメだ。この映画でも、食べ物が降ってくる世界が非常にカラフル。カラフルというか、極彩色、サイケデリック。このヴィジュアルのまま、非常にスピーディーな話運び。しかもブラックジョークを大量にぶち込んでいて、息つく暇がない。終始、超ハイテンションで駆け抜ける。まさに映像ドラッグである(※あくまで子供向けアニメです)。「LEGO® ムービー」も同じ調子だ。しかし、動きが普通のアニメとは違い、LEGOが動いているということをストップモーション風に表現しているため、チャカチャカチャカチャカと騒がしく絵が動く分、こっちの方がドラッギーに感じる。この疾走感は一度味わうとヤミツキだ。また、ジョークも子供向けというより大人向けなところがある。ハズシの効いたオフビートなギャグ、ブラックなジョーク。子供は笑っていないのに、一緒についてきた大人が吹き出している、という場面が何回かあった。また、本作ではLEGOあるあるもふんだんに盛り込んでいる、らしい。僕は子供の頃、LEGOなんて買ってもらえなかった(微妙に高いんだよね)のでよく分からないのが悔しいところである。フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督はどの作品もこれらの特徴が見られるので、過去作を見たことない人はぜひ「くもりときどきミートボール」を見て欲しい。(「21ジャンプストリート」も超おすすめだよお!)

あんなキャラからこんなキャラまで

本作品の見所の一つが、LEGOにしかできないであろう、会社の垣根を超えた様々な世界の共演だ。まず主要登場人物として、バットマンが登場する。バットマンのみならずDCコミックスジャスティスリーグの面々(スーパーマン、グリーンランタン、ワンダーウーマンなど)も登場する。他にもロード・オブ・ザ・リングハリーポッタースターウォーズといった世界がごちゃ混ぜになっている。子供のとき、ウルトラマンと戦隊もののロボットを戦わせていたみたいな、あの感覚が蘇るのだ。子供はジャンルなんて考えない。本作品ではそれを見事に表現している。個人的には、バスケをやっていたので、ある選手のミニフィグが登場したときがツボだった。

とにかく皆に見て欲しいのよ!

ネタバレは極力したくないので、ストーリーの話はやめておこう。最後は爆笑しながら号泣するという異常事態に陥ったということだけ報告しておく。LEGOブロックで世界を創造するという本作品の挑戦は、同時にこの物語のテーマでもある。終盤は子供と一緒に見に来た大人へのメッセージとしか思えない内容だ。かつてブロックで遊んだことのある大人、今も何かを作っている大人、平凡な毎日を送っている大人、遊び方を忘れてしまった大人、そういった方々には、何か刺さるものがあるのではないだろうか。本作品は大人も子供も関係なく楽しめるし、学べる何かがある。フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督もそうだけど、映画を作るって子供の遊びの延長みたいなもんなんだよなー。

おすすめ!もし自分に子どもができたら一緒に見るんだ!

 

こちらも超おすすめ!爆笑必須!アメリカでは大ヒットしたのに日本では未公開。続編「22ジャンプストリート」製作中。ちなみに主役のジョナ・ヒルチャニング・テイタムは、「LEGO® ムービー」のなかでそれぞれグリーンランタンとスーパーマンを演じてます。二人の掛け合いが最高でした!