第10回 Hostess Club Weekender (1日目 圧巻のカリブー、ベルセバでハッピー!編)
週末にインディー・ロックの祭典、Hostess Club Weekender(以下、HCW)に行ってきました。今年初フェス!楽しすぎてインスタに写真上げまくってtwitterとFB荒らしてしまいましたさーせん。
個人的には2度目の参加。初参加はザ・ナショナル(The National)とモグワイ(Mogwa)がヘッドライナーのとき。そのときは完全にモグワイ目当てで、他のアーティストはほぼ知らない状態でした。そんな状態で楽しめるのかなーと若干不安でしたが、新しい音楽との出会いに満ち溢れていて素晴らしい体験をさせてもらいました。全くノーマークのアーティストがめちゃくちゃかっこよかったりするんです。あまり予習せずに、気軽に参加できる楽しいフェスです。CD販売やサイン会もあり、アーティストがすごく身近に感じるところも良いところだと思います。
では、前置きはこれくらいにしてライブレポをば
East India Youth
彼については来る前にYouTubeで1曲聴いただけでした。エレクトロ・アーティストなのねー、くらいの知識だけ持ってライブへ。これぞHCWの醍醐味!
パリッとスーツを着こなしたイケメン青年が1人で登場。完全なソロパフォーマンスでした。機材いじったりベース弾いたり歌ったり。なんていうか、すごい器用(小並感)!最初は、ちょっと退屈だなー、トイレ行っちゃおうかなー、てな感じでしたが、だんだん激しくなってきて、最終的には踊らされてました。スーツ着たイケメンがスマートな演奏をするかと思いきや、実際はめちゃくちゃエモかったです。MCからも人柄の良さが伝わってきました。セットチェンジのときに流れる映像の中でなぜか利きビールをやってて、よなよなエールを「うーん、ヨナヨナ」って当ててたのが可愛らしかったです。
East India Youth - DRIPPING DOWN (Official Video ...
How To Dress Well
予備知識ナッシング状態!髭の兄ちゃん、くらいの印象でライブにのぞみました。が、これが素晴らしく良かった!髭の兄ちゃん歌うま!マイク2本を使いわける見たことのないプレイ(1本は普通、もう1本はリバーブかかってる)に目がくぎ付けでした。ジャンル的にはR&Bをドリーミーに、アンビエントな感じにしたかんじですかね(アバウトでさーせん)。帰って調べてみたらPitchfolkでけっこう高得点出してるんですね。自分の無知っぷりが恥ずかしいです。CD買わせていただきます。
How To Dress Well - Words I Don't Remember ...
tUnE-yArDs
恥ずかしながらチューン・ヤーズも音源持ってませんでした。YouTubeで予習した程度。でもライブに関してはめちゃくちゃ期待してました。だって超楽しそうなんだもん!
実際めちゃくちゃ良かったです。インディーバンドのライブを見ると「あの音、こうやって出してたの!?」みたいな驚きがしばしば起こるのですが、チューン・ヤーズも例外ではありませんでした。ループを使って一音一音ていねいに音を重ねていくと、あら不思議、聴いたことあるメロディになっていく。さらにコーラスが重なってチューン・ヤーズの世界が出来上がりです。これはライブじゃないと体験できない!
tUnE-yArDs - Bizness (Official Video) - YouTube
Caribou
本日の大本命!ライブ見るのは2012年のフジロック以来ですが、そのときより全然良かった!会場の新木場STUDIO COASTは音響が素晴らしく良いことで有名ですが、その音響を最大限活かした凄まじい轟音。最後の曲『Sun』ではおしっこちびりそうでしたよ。フジロックのときは他に見たいバンドがいたので途中で抜けてしまって『Sun』を聴くことができませんでした。噂には聞いていたけどここまでとは・・・。終わったあと、皆が口々に「やばかった」って言ってたのが印象的でした。いやー、ほんとやばかったもんね!踊りまくって汗だくです。
Belle and Sebastian
Girls In Peacetime Want To Dance
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本日のヘッドライナー、ベルセバ!ライブ見るのは初めて。アルバム全部持っているわけではないので若干不安でしたが、全く問題なく楽しめました。終始ハッピーな 空気が充満してて頭の中がお花畑状態です。スチュアート・マードックは世界一ボーダーの似合うおじさまではないでしょうか。スチュアートのみならずバンドメンバー全員ひたすら可愛らしかったですね。ダイブしたり、大勢の観客をステージに上げたり、やりたい放題!とにかく幸せな1時間半を過ごさせていただきました。グラスゴー万歳!
ホラー映画好き必見!エクソシストのパロディMV - ミステリー・スカルズ『Ghost』
朝起きて、何の気なしに洋楽MVを垂れ流してたら、何処かで見たことあるカットが・・・。
おわかりいただけただろうか・・・
エクソシストやないかー!!
ミステリー・スカルズ(Mystery Skulls)の『Ghost』という楽曲のMV。エクソシストという凶悪映画とはほど遠い軽快エレクトロ・ポップ。70年代、80年代のダンスナンバーや、ダフト・パンクが好きな方はどんぴしゃではないでしょうか。昨今のディスコ・リバイバルの流れを象徴するような若手アーティストでございます。
さて、エクソシストと軽快なダンスナンバーがどう融合するのか・・・。
娘さんが悪魔に取り憑かれた一家。
お父さんが電話で神父を呼ぼうとしたところ、
電話かけて一瞬で変なぽっちゃり神父きたー!
そして神父がー
踊り狂う!(お前も何かに憑かれているのでは)
踊りながらエクソシズムを始める神父!果たして、悪魔払いは成功するのかー!?
続きはMVを実際にご覧下さい。ホラー映画への愛を感じる素晴らしいラストにも感動しました。
Mystery Skulls - "Ghost" (Official Music Video ...
音楽も好きなのでアルバム買っちゃおうかなって思ってます。ナイル・ロジャースとブランディがフィーチャリング参加してる『Magic』なんか最高です。
Mystery Skulls - "Magic" feat. Brandy and Nile ...
エクソシスト ディレクターズカット版 & オリジナル劇場版(2枚組) [Blu-ray]
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映画感想:「薄氷の殺人」「激戦 ハート・オブ・ファイト」「二重生活」
1月に観た映画はどれも面白かったのですが、特に『薄氷の殺人』『激戦 ハート・オブ・ファイト』『二重生活』の中国・香港製作の3本が素晴らしかったのでご報告いたしまーす。
薄氷の殺人
昨年、第64回ベルリン国際映画祭において、最高作品賞である金熊賞と、男優賞をダブル受賞した注目作です。これ、2015年始まったばかりでアレなんですが、個人的には今年ベスト級の作品でした。決して万人に受ける作品ではないと思います。むしろ退屈に思われる方がほとんどではないでしょうか(劇場でいびきが聞こえてきたし)。ただ、好きな人はめちゃくちゃ好きなのではないかと。筆者は好きすぎて2回鑑賞しました。
ストーリーに目新しさはあまりないかもしれません。火曜サスペンス劇場にありかねない話だとという感想もよく見ます。確かに物語の終盤に断崖絶壁が出てきて「わたし、そんなあの人がどうしても許せなかった・・・!」みたいな自白シーンが出てきかねない(本作にこのようなシーンはありません)ようなストーリーであります。そんなお話が、淡々と、大きな盛り上がりがなく進んでいくので、眠くなっても仕方がない思います。
しかし、まるで昔の白黒傑作ノワールを見ているような感覚、画面から漲るヴィジュアルセンス、何とも言えない独特のリズム感。うーん、フェティッシュ!断然好きなタイプの映画でした。ここまで来るとエロスを感じます。僕にとってのポルノです。ええ。
エロスを感じると言いましたが、実際、本作のファム・ファタールを見事に演じきった台湾人女優、グイ・ルンメイさんが物凄くエロかったです。一切脱いでないのに迸るエロス!そして幸薄そう!この手のノワール映画で、ヒロインが「美しいが故に損してる感」ってすごく大事だと思うんです。そういう意味でも完ぺきでした。ナイス、タートルネック。
主人公の元刑事を演じたリャオ・ファンも素晴らしかった。男優賞を取ったのも納得です。スクリーンから酒と煙草の匂いが漂ってきそうな、だらしなさ加減が最高でした。
寒々しい地方都市、石炭、氷、踏み鳴らされて汚れた雪、スケートリンク、ゆらめくネオン、そして白昼の花火・・・。全てが現在の中国を投影しているようで・・・ああ!また観たくなってきた!ディアオ・イーナン監督の次回作にも期待大です。
激戦 ハート・オブ・ファイト
映画『激戦 ハート・オブ・ファイト』予告編 - YouTube
2013年の第26回東京国際映画祭で話題だった作品がやっと一般公開。待ちくたびれましたよ!絶賛しか聞いていなかったのでだいぶハードルを上げていきましたが、期待以上に面白かった!最高に燃える映画、もとい、萌える映画でした。
簡単に言うと総合格闘技版ロッキーです。ロッキー映画で重要なのはやっぱりトレーニングシーン。戦う理由を見つけ、無心に打ち込む姿を映すことにより、試合シーンでの説得力が増します。先ほど萌える映画と言いましたが、主人公2人(ファイとスーチー)のトレーニング、というよりスキンシップが微笑ましい。萌えなわけです。きゃっきゃうふふしながらトレーニングする様が萌えなわけです。挙句の果てに寝技で絡み合いながらキスをするという、腐女子大喜びなサービスシーンも用意されています。
そんなこんなで鍛え上げた肉体美がこれです。こちらはチー役のエディ・ポン。
撮影当時48歳だったニック・チョンにいたっては、最後の追い込みで水分を摂取しない「脱水」を行ったとか。体から水分を抜くことでより筋肉がより際立って見えるそうです。
こんな体で臨んだ試合シーンは超本格的。本当にプロみたいでした。ニック・チョン、指の骨を折ったそうです。やりすぎ・・・。
総合格闘技とは別のドラマシーンも非常に良かったです。なぜ彼らが戦わなければならないのか、の裏付けにもなっていました。の不注意から息子を失ってしまった母親(クワン)とそれを支える娘(シウタン)。複雑な問題を抱える親子の家に、ファイが間借りすることになります。ここで本作のもう一つのテーマ、「家族のあり方」が提示されるんですね。
そして、またここでひとつ萌え要素、シウタン役のクリスタル・リーちゃん。めちゃくちゃ可愛かった。ファイとシウタンがきゃっきゃうふふするシーンがまた微笑ましくて・・・後に起こる悲劇がより際立つわけです。
テーマソング、サイモン&ガーファンクルのサウンド・オブ・サイレンスがまた絶妙。そんなんずるい。泣くしかないじゃないか!
ダンテ・ラム監督の名前はよく聞いていたのですが、今回が初鑑賞。2月には『クリミナル・アフェア 魔警』が公開されます。こちらも主演はニック・チョン。見るっきゃない!
少々熱くなってしまいましたが、熱くならざるを得ない傑作でございます。
二重生活
2012年、第65回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門においてオープニング上映された作品。監督のロウ・イエは『天安門、恋人たち』で天安門事件を扱ったため、5年間の映画製作禁止という処分を受けました。5年のブランクを空けて国内で正式に製作されたのが本作になります。
冒頭、女の子が車にひかれて死にます。一見事故死に思われた事件の裏に隠された真実とは・・・。『薄氷の殺人』同様、火曜サスペンス劇場のようですが、こちらはもっと昼メロっぽいです。夫と妻と愛人が織りなす愛憎劇。事件はスパッと解決してくれません。全く釈然としないまま、結末を迎えないまま、生きづらさを抱えながら、映画の中の登場人物は生きていくのだなぁ、なんだかなぁ。と、阿藤快状態で劇場を後にする羽目に。この釈然としない二重生活、常に矛盾を抱えた状況こそが、現代中国社会を象徴しています。男尊女卑、ひとりっ子政策、社会の歪みこそが事件の要因。ミステリーを通して間接的に社会へ問題提起してみせる。これぞ映画の醍醐味。
『薄氷の殺人』と『二重生活』をセットで見ることで、より中国の今が浮かび上がって来るような気がします。
香港ではもともと映画産業が盛んですが、返還後、急速な経済成長と共に大陸側での映画熱も急上昇中。ハリウッドでも中国資本の映画が増えました。その一方で、中国製作となるとまだまだ検閲が厳しいという現状もあります。『薄氷の殺人』も中国では一部暴力シーンをカットしたバージョンしか上映されていないそうです。
経済が成長する一方で格差が生まれる、社会が先進しようとする一方で前時代的な政策が壁となる。そういった歪みが、これらの傑作を生んだような気がします。
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の予告だけでご飯三杯イケる件
タイトルはさすがに嘘ですが、ここ最近、毎日見てるんです。『マッドマックス/怒りのデス・ロード』の予告を。
観ては「うひょー!」とか「ふぉー!」とか奇声を発する毎日です。自分が心配です。
マッドマックスとは
マッドマックス トリロジー スペシャル・バリューパック(初回限定生産/3枚組) [Blu-ray]
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「マッド・マックスとはなんぞ?」という方に簡単に説明しますと、砂漠!暴力!モヒカン!改造車!なSFアクションシリーズ。
低予算のオーストラリア映画でありながら大ヒットし、監督ジョージ・ミラーと主演メル・ギブソンの名を一躍有名にした1作目『マッドマックス』、一作目よりさらに激しいアクション、強烈なヴィジュアルイメージで、あの『北斗の拳』をはじめとした後世の作品に多大な影響を与えた2作目『マッドマックス2』、ファンタジー色の強いハリウッド大作となった3作目『マッドマックス/サンダードーム』と、3作全部おもしろい人気シリーズであります。普段映画館で映画を観ないようなおじさん達にも、「今年はマッドマックスの続編があるんですよー!」なんて言うと、「マジで!?」食いついて来るような作品です。
27年ぶりの新作
そんな人気シリーズの27年ぶりの新作『マッドマックス 怒りのデス・ロード(原題:マッドマックス/フューリーロード)』が、2015年6月に公開されます!27年も経っていると、自然とハードルが青天井に上がり、本当に面白い作品になるのかという不安も大きくなります。が、そんな中で公開された予告がこちら
Mad Max: Fury Road - Official Theatrical Teaser ...
これは、滾る!!!!
なんですかこの面白そうな要素しか見当たらない予告は!
主演トム・ハーディーの、このヴィジュアルだけで燃えるし
シャーリーズ・セロンの坊主姿にノックアウト
ニコラス・ホルトに至っては「誰これ?」って感じ
before
after
なんたって火薬の量がはんぱない!
うひょー!!!!
今年一番楽しみな作品であります。
2014 アルバムマイベスト5!
あけましておめでとうございます。年が明けてしまいましたが、音楽の方でも2014年を振り返ってみたいと思います。ぶっちゃけ、まだあれも聴いてないし、これも聴けてないし、という状態なのでベスト5で!
5. Awesome Mix Vol.1(最強ミックスVo.1)/ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
1. Blue Swede - Hooked on a Feeling - YouTube
「お前どんだけガーディアンズ・オブ・ギャラクシー好きやねん」と突っ込まれそうですね。だって好きなんだもん!僕だって、どうかと思いますよ。年間ベストアルバムにサントラを出すとかね。でも、選曲が素晴らしすぎるし、なんだかんだ言って今年一番聴いたアルバムなんすよ。選ばせてくださいよ!今まで「ウガチャカ」といえば『レザボア・ドッグス』のサントラだったんですけど、すっかりガーディアンズの曲になってしまいましたね。
4. ナマで踊ろう/坂本慎太郎
スーパーカルト誕生 (Birth of The Super Cult) / 坂本慎太郎 ...
坂本慎太郎はやっぱり凄かった。「世界の終り」をまるで子守唄で聴かせるような音楽。寝る前によく聴いてました。これ聴きながら寝るとよく眠れます。睡眠導入剤としてもおすすめ!
3. LP1/FKA Twigs
FKA twigs - Two Weeks - YouTube
曲単体ならこの『Two Weeks』を一番聴いたかもしれません。キャッチーで何回聴いても全然飽きない。FKA Twigsも、トラックを作ってるarcaも、筆者と同世代。すごいなあ。今年聴いた中で一番「今」な感じがするアルバムでした。
2. Syro/Aphax Twin
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Aphex Twin - minipops 67 [120.2][source field mix ...
今年出ると聞いて一番楽しみだったアルバム。Aphax Twinのロゴの入った飛行船が飛んでるとか、どこどこのサイトがジャックされてるとか、Aphax Twinらしいさすがのド派手宣伝にワクワクしました。音楽自体はいつものAphax Twin。ぶれなさが凄い。最近は作業用BGMとして重宝してます。
1. St.Vincent/St.Vincent
St. Vincent - Digital Witness - YouTube
今年一番面白かったアルバム!ということで1位に選ばさせていただきました。フジロックでライブも見たけど、これまた素晴らしかった。2月はまた来日してくれるので今から楽しみです。今一番かっこいい女性アーティストだと思います。あっぱれ!
勝手に映画大賞!2014
ベスト10だけでは面白かった映画はすべてあげられない!かと言って、ベスト30、ベスト50とか作るのはめんどくさい。ということで、いろんな部門に分けて勝手に賞をあげる形式で振り返ろうと思います。
ちなみにベスト10はこちら → 2014 新作映画マイベスト10 - 迷子の衝動
最優秀男優賞 クリス・プラット(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー、LEGOムービー)
今年のマイベスト10、1位(ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー)と2位(LEGOムービー)どちらも主演されてらっしゃるので、選ばないと嘘になる!ということで、選ばさせていただきました。かっこいいけどどこか抜けている三枚目感が素晴らしいですね。親近感が湧きます。きれいなセス・ローゲンと呼ばれているのも納得。
最優秀女優賞 エヴァ・グリーン(300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜)
最強の女にあげるべきだろう!ということで、選ばさせていただきました。おっぱい丸出しセックスバトルシーンが忘れられません!ひたすらかっこよかった!
最優秀おじいちゃん賞 クリストファー・ウォーケン(ジャージー・ボーイズ)
ジャージー・ボーイズで義理堅いマフィアのボスを演じたクリストファー・ウォーケンに最優秀おじいちゃん賞をあげたいと思います!今どき「義理堅いマフィアのボス」なんて役どころはあまりないのではないでしょうか。最後のダンスもかわいかった!
最優秀おばあちゃん賞 ジューン・スキッブ(ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅)
『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』では、このおじいちゃんとおばあちゃんの名演がとにかく最高でした。特におばあちゃん!何度笑わされたことか。うちのおばあちゃんを見てるような気にもなってほっこりします。
最優秀にゃんこ賞 『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』のネコ
いやー、いいネコ映画でしたね。ネコが活躍するわけではないのですが、ネコに振り回されることによって物語が進んでいくというネコ好きにはたまらない映画だと思います。
最優秀かわいかったで賞 レイチェル・マクアダムス(アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜)
レイチェル・マクアダムスが36歳とは思えない可愛さだったので、この賞をあげたいと思います!容姿はもちろんですがファッションがバリ可愛かったですね。映画も非常にキュンキュンくる映画で、ヒロイン以外のすべてのキャラクターが可愛らしかったです。
最優秀かわいそうだったで賞 『イントゥ・ザ・ストーム』のこいつ
『イントゥ・ザ・ストーム』はベスト10に入れるか迷ったほど面白かったディザスター・ムービーですが、このカメラマンの不幸っぷりも見どころの一つです。友達に誘われ、軽い気持ちで竜巻撮影のバイトに手を出してしまったがために、あんな目に。。壮絶に悲惨な最期を迎えてしまいます。かわいそうに。。
最優秀めがねっこ賞 ミッキー・サムナー(フランシス・ハ)
『フランシス・ハ』でミッキー・サムナーが演じたソフィーが超絶かわいい眼鏡っ娘でしたね。なにこのメガネ!むしろ俺が欲しいわ!実は彼女、スティングの娘さんなんだそうです。彼女が主演しているというパティ・スミスの伝記映画も見てみたいですなー。
最優秀爆発賞 『イコライザー』での爆発
デンゼル・ワシントン版『必殺仕事人』と言ってもよい『イコライザー』での爆発シーンが最高すぎました。ええええ!!どこまで爆発するの!!?ってくらいの爆発に、一切振り返らない最強の男デンゼル・ワシントン。アドレナリン放出しまくりの瞬間でした。
最優秀拷問賞 『新しき世界』での拷問
『新しき世界』もベスト10に入れるか最後まで悩んだ作品。毎年フレッシュな拷問シーンはあるのですが、今年は『新しき世界』でのセメントを飲ませるという拷問は超フレッシュでびっくりしました。
最優秀ヒーロー賞 『アメイジング・スパイダーマン2』よりスパイダーマン
今年はとにかくヒーロー映画が豊作でした。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『X-MEN フューチャー&パスト』も最高に良かった。しかし、ヒーロー映画として特に良かったのは『アメイジング・スパイダーマン2』。筆者の求めるヒーローの姿を見せてもらいました。というより、見たかったスパイダーマン像がようやく見れた嬉しさが大きかったです。
最優秀ファイト賞 『ザ・レイド GOKUDO』より調理場での格闘
全編息詰まる格闘シーンの連続だったのですが、特に調理場でのこの2人の格闘シーンは別格。本当に映画史に残る死闘だったと思います。これほどまで「死闘」という言葉が合うシーンはないでしょう。ズタボロになりながら己の極めた武術で闘う姿に感動いたしました。
ということで、大晦日に酒を飲みながらお送りしてみました「勝手に映画大賞」。これ、無限にできる気がします。他にもあんな映画、こんな映画、紹介してないのがいっぱい!酔いが回ってきたので、今日はこの辺で。さよなら、さよなら、さよなら。
2014 新作映画マイベスト10!
年間ベストを記録したくて始めたブログも早一年経ち、今年も年末が来てしまいました。いやー早い!一年が早くて怖い!
さて、早速ですが筆者が観た今年公開の新作映画、94本の中からマイベスト10を選んでみました。映画をたくさん観るようになって毎年思うことですが、映画は観れば観るほど楽しくなってくる。面白かった映画が多すぎてベスト10を選ぶのがものすごく難しいです。特に10位に何を持ってくるのか毎年めちゃくちゃ悩んで夜も眠れません(嘘です)。そんな10位からカウントダウンだこのやろー!
10. スガラムルディの魔女
超迷った10位は、アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の『スガラムルディの魔女』です!他にも傑作映画がいっぱいある中で本作を選んだのは、「こんな映画観たことない!」感が強かったからです。とにかく最後の最後まで予測不可能。アドレナリン出っ放しのままエンドロールを迎えたような強烈な映画体験をしました。次から次へと放り込まれる悪趣味なヴィジュアルにブラックジョーク。話の内容なんかもはやどうでもよくなってくる超展開の数々に、映画のもつ根源的な暴力性を強く感じた作品です。ネットでぼんやり感想を見ていて一番しっくりきたのは「闇鍋のような映画」という感想。ほんとに闇鍋のような映画だと思います。男なんか全員死んじまえ!という吹っ切れたフェミニズム感もすごく面白かったです。
9. ホドロフスキーのDUNE
世界を変えるはずだった未完のSF超大作「DUNE」をめぐるドキュメンタリー『ホドロフスキーのDUNE』。この作品を選ぶのもすごく迷いましたが、今年はホドロフスキー・イヤーだったなぁと改めて思い、入れさせていただきました。僕自身、今年初めてホドロフスキー監督の作品をいくつか観てたいへん衝撃を受け、来日した際には今は無き吉祥寺バウスシアターまでトーク付き上映会に足を運ぶほどでした。
「こんな映画できるわけないじゃん!」と誰もが思うような逸話の数々が衝撃だし、そんな映画を本気で作ろうとしていたホドロフスキーという人間の面白さがとにかく際立っていました。この人が喋ってるだけで半端なく面白いのです。そして、結局未完のまま終わったDUNEというプロジェクトが、現在に至るまで映画界に多大な影響を及ぼし続けているという紛れもない事実は、多くの人に知ってほしいですね。映画ファンやSFファンは絶対見てほしい!
8. ニンフォマニアック
ラース・フォン・トリアー監督の作品は今まで食わず嫌いしてました。というより、嫌いじゃないんだけど、たいてい鬱々とした気分にさせられるので、自然と避けてしまうんですよね。だがしかし!『ニンフォマニアック』は全然そんなことなく、めちゃくちゃ笑える作品でした。セックス、セックス、セックス、セックスの嵐なんですが、合間合間に入るお爺ちゃんの冷静な解説、というか所見が可笑しくて可笑しくて。思わず吹き出してしまいました。そして終盤の切れ味が素晴らしかった。エンディングに関しては今年1位と言ってもよいです。主人公の色情狂として愛に挑む姿勢は圧巻でした。フェミニズム映画であり、パンク映画でもあります。
7. グランド・ブダペスト・ホテル
詳しい感想は上半期ベストのほうに書いてしまったので多くは語りませんが、ウェス・アンダーソンの作り出す世界はほんと素晴らしいですね。ヴィジュアルが良いとか、スクリューボールコメディ的な展開が最高だとか、時たまあるぎょっとするような残酷表現だとか、楽しかったところをあげるとキリがありません。そして最後にはズンと胸に来るようなサムスシングを残してくるあたりも凄かったです。この映画観て泣いちゃう人は信頼できます。
6. アクト・オブ・キリング
こちらもブログにも書いたし、上半期ベストにもあげたので多くは語りません。やっぱり一年たっても脳みそにこびりついて離れない衝撃度でした。いろんな意味で別格な映画なので、ベストに入れなくてももはや良いのではないかとも思いましたが、やっぱり一年を振り返るという意味では外せなかったです。
5. ゴーン・ガール
デヴィッド・フィンチャー監督、現状最高傑作と言っても過言ではないでしょう!最高のミステリー映画かと思いきや、最高のブラックコメディでした。いや、『レボリューショナリー・ロード』や『ブルーバレンタイン』といった結婚残酷物語の系譜でもあるので、この映画を観ていっさい笑えない方もいらっしゃると思います。ただ、本作はその残酷っぷりが吹っ切れてしまっていて、むしろ笑うしかないんですよね。本作のことを語ろうとすると、必然的にネタバレになってしまうので感想は短く切り上げてしまいます。とにかく圧巻!素晴らしかった!フィンチャーすげえ!結婚こええ!早く『ハウス・オブ・カード』の続きが観たい!
4. 劇場版 テレクラキャノンボール2013
これは今年の映画界に起きた事件ですね。人気企画ものAVの劇場版で、一週間限定上映だったのが、あまりの面白さから奇跡のロングランヒット。めちゃイケにもパロられるという大旋風を巻き起こしました。2月に初上映されて、筆者が観たのは9月くらいでした。こういうのをカルト映画と言うんでしょうね。リアルタイムにこの現象を体験できて本当に良かったと思います。
内容は説明すると長くなるので省略します。今年一番下品な映画であり、今年一番笑った映画であり、今年一番の青春映画であり、今年一番の夏映画でした。今年一番勉強になった映画でもあるかもしれません。観終わった次の日には10時間あるDVD版を一気見するほどハマりました。なんと劇場版の方のDVD、ブルーレイ発売が決まったそうで、まだまだ勢いは衰えていないようです。テレクラキャノンボールを観る方の人生を選んで本当に良かった!
3. ウルフ・オブ・ウォールストリート
感想は上半期ベストの方をご覧ください。3時間ある長い映画ですが、すでにブルーレイも買って、何回か観てしまいました。いつ何時見ても面白い!下手すると『グッド・フェローズ』よりも好きかもしれません。高齢のスコセッシ監督が作ったとは思えないような、とにかくエネルギッシュな映画でした。ディカプリオには本作でアカデミー賞取って欲しかった!でも彼ならいずれ取れるでしょう。
2. LEGO(R) ムービー
こちらも感想はブログに書いたので割愛します。本作を始めて観たときは「今年ベスト!たぶん揺るがない!」と思っていました。英国アカデミー賞の子供向け長編映画部門で最優秀賞を受賞したそうですね。アメリカのアカデミー賞の方でもノミネートは間違いないでしょう。子供と一緒に観た親(特に父ちゃん)がうっかり泣いてしまうような映画だと思います。子供のいない人も創造することの素晴らしさを再確認できることでしょう。フィル・ロード&クリストファー・ミラー監督といえば『22ジャンプストリート』はやはりDVDスルーなのでしょうか。映画館で見たいんだけどなぁ。。
1. ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー
職場の忘年会なんかで「今年一番の映画は?」なんて聞かれることがあったのですが、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』と答えると、「?」となり、「アライグマのやつです。」と言うと、「ああ、あれね。おもしろいの?」と半信半疑で聞き返されてしまうのがものすごく辛かったです!なんで宣伝はあんなにアライグマ推しだったのでしょうか。それで客足は伸びたのでしょうか。この反応を見ていると決してそうは思えません。本国アメリカでは今年一番ヒットした映画であり、あのスター・ウォーズと比較されるほどの傑作スペースオペラなのに!
2014年、個人的に一番期待していた映画でもあります。なんたって監督が大好きなジェームズ・ガン!Z級映画で有名なトロマ出身の監督ですが、前作『スーパー!』はオールタイムベスト級に好きな映画です。予告の時点で「ああ、これはやばい。面白いに違いない。」と思っていたのですが、案の定、観始めて数分で楽しすぎて涙が出ました。あんなタイトルの出し方ありますか!反則ですよ!終わりの方はどうかと思うくらい号泣してしまいまして、自分でも自分が気持ち悪いと思いました。何が好きかって、世界観丸ごと好きですね。前述した『ホドロフスキーのDUNE』では実現しなかった極彩色なヴィジュアル。色とりどりの肌をした宇宙人たち。オフビートな笑いに、ハッピーな70年代ミュージック。ずっと観ていたかったです。
好きすぎて劇場で4回観たんですが、書いていてまた観たくなった!また、あいつらに会いたい!
と、いうことで今年もいっぱい楽しい映画を観ました。来年はアベンジャーズにマッド・マックスにスター・ウォーズと、すでにビッグタイトル目白押しで鼻血が出そうです。来年もいっぱい観れたらいいなあ。
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